シェムリアップから、まるで戦車のキャタピラで馴らしただけのようなデコボコ道を約1時間半。
さらに、ほぼ自然のままの岩道を、休み休み登り続けること、小一時間・・・。
突然、目の前に涼しげな小川のせせらぎが現れました。
よくよく目を凝らしてみると、川岸にも川床にも、岩肌の至るところに彫刻が・・・!
それらは、神々の姿であったり、その化身であったり、おびただしい数です。
一体全体、何故こんな山の上の川の下に、しかも、訪れる人も少なそうなこんな奥地に・・・?
それは、当時を統べていた王の願いの象徴だったのです。
この川の源泉で「神の力」によって水を清め、その聖水がはるか下流に拡がるアンコールの地を潤せるように・・・と、計らっての事だったのです。
アンコールの地は昔も今も聖なる力で護られている・・・
その聖なる力の発する処、そこが、クバルスピアンなのです。
敢えて足を延ばした事で知り得たアンコールの聖なる秘密は、身体の疲れをも、清々しく心地よいものに変えてくれたのでした。
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