本日は、崑崙山脈越えの入り口の町ゴルムドから、太陽の都ラサまでの青海チベット鉄道乗車レポートをお送りします。
標高2,800mのゴルムドの朝は寒く、外はまだ真っ暗です。
午前6時25分、列車はほぼ定刻通りに出発しました。
いよいよ、目指すは太陽の都ラサ、約1142kmの青海チベット鉄道の旅の始まりです。
太陽が昇り明るくなってきた窓の外には、目が覚めるような真っ青な空が広がっています。
車窓から飛び込んでくる雄大な景色に、次は何が来るか?!と常に興奮状態でした。
クリームのように真っ白い雪に覆われた崑崙山脈。
ココシリ自然保護区ではなんとチベットカモシカも発見。
いくつもの川が絡み合いながら静かに流れていく長江の源流、トト河。
世界の最高地点にある鉄道駅(5068m)、唐古拉駅。
太陽の光を浴び、その反射でより美しく輝く、神の湖ツォナ湖。
約15時間の天空列車の旅は、決して飽きることはなく、あっという間に聖地ラサへと到着しました。
さて、翌日はいよいよ聖地ラサの観光です。
ポタラ宮の前に立った瞬間、不思議と他の建物など目に入らず、厳粛な雰囲気に背筋がピンっと伸びる気がします。
それはチベット仏教の聖地ラサの持つオーラなのかもしれません。
“世界の屋根”と呼ばれる高原地帯で目にする大自然は、美しくも苛酷である・・・
しかし、極限的な環境の中でも、ポタラ宮の周りやバルコルをマニ車を回しながら歩く人々やジョカン寺の前で五体投地をする人々などに見られるように信仰を支えとして人々は力強く生きています。
次々と新しい建物が建っていくチベットで、いつまでも変わらないもの、それは彼らの敬虔な信仰心ではないでしょうか。
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